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DEAD MAN HIKING 3

2009年04月27日 13:15

先頭を交代しつつなんとか高度をかせぎながら登り続けましたが
低温の中、強風により凍った斜面に足場を切りながら登ることで体力の消耗が激しく
SPILL WAYの中程で動けなくなってしまいました

そこでコース脇にある小さなリフト小屋(半畳程しかない)に一旦避難することに
二人座るのは無理な程小さな小屋ですが風をしのげる分いくらか暖かく感じます
それでも体の震えが止まらず、しかも眠い
たまらなく眠いんです
雪山で眠くなって死んじゃうってヤツ、あれホントです
何度も眠りに落ちる僕をAdrianが顔を引っ叩いて起こします
とにかく熱になるものをと、凍ったパワーバーを懐に入れ柔らかくしてから二人で分け合いました

しばらく暖をとって一息つけたところでまた作戦会議
ここから頂上まではあと100m程の高度しかありません
しかし僕らの体力も限界に近づいてます
無理にSPILL WAYを直登することはやめて一旦西へ向けて歩きTOTE ROADに出てから頂上を目指すことに決まりました
ココからTOTE ROADまでは平坦な道を数百メートル進むだけで出れます
結局TOTE ROAD、だから最初に言ったのに

半分眠った様な状態で出発
フラフラで記憶も少しあやふや
そんな中でTOTE ROADを目指します
暫く歩きTOTE ROADに出た僕らはそこから南東方向にある頂上を目指します
東から吹いていた風もこの西向きの稜線ならだいぶしのげます
雪面も風に吹かれてない分柔らかく登りやすい
残りの行程は眠いだけを我慢すればそれまでに比べてかなり楽でした

一時間程歩き頂上小屋に到着
時計を見ると朝の7時
登り始めてから6時間も経っています
2時間で登れる山なのに何やってんだか

この小屋は頂上へのゴンドラの終着駅
通称GANJOLA SHACKと呼ばれ、大きなガラスで囲まれた6角形の建物です
中に入った僕らは暖炉の側に荷物を下ろし残っていた薪で小さな焚き火を起こしました
とりあえず麓のコーヒー屋のJAVA JOE'Sが開店する8時を目指し山を下りることにして
それまで仮眠をとることにしました
フル装備のまま寝袋に入って寝ようとしますが今度は寒くて眠れません

頂上にあるこの小屋は強風に吹かれると麓に比べ-20℃の温度差に冷え込みます
事実その時の小屋内の温度計は華氏10°F
摂氏にしてマイナス12℃以下
この地方ではざらにこのくらい冷え込みますが
山の頂上に閉じ込められた状態でこの温度はちょっと怖いです

二人とも眠れずに寝袋の中で震えていましたが
空が明るんで来たところで
『もう我慢出来ない、山を下りよう』
ということになり
荷物をまとめ小屋を出ました

その時見た景色は今も忘れられないです
頂上から下は全て雲海の中
まるで雲の海に浮かぶ島の上、夜明けで明るむ水平線を眺めている様でした
今回の無謀な山登りで良かったのはコレだけ
もしくはコレのために山を登ったのかも知れません

板を装着し雲海へと飛び込み
当初の目的であったKINGS LANDINGを滑ります
昨夜のミゾレのためもちろんパウダーではありません
とにかく早く麓につくためカッ飛ばしました

麓のヴィレッジに到着し、開店準備中のJAVA JOE'Sに飛び込み暖かいコーヒーを流し込みます
ホントに美味い、人生最高のコーヒーでした
厚かましいことに僕らはJAVA JOE'Sの店長に車で寮の近くまで送ってもらい
無事寮に忍び込み、帰り着くことが出来たのでした

やれやれ



この山登りを知っていたのは僕とAdrian、そしてルームメイトの数人です
僕らは危うく人知れず地元の山で遭難するところでした
冬山はどんなに知っている地元の山でも、なめたらやられるということを身を以て学びました
皆さんも気をつけて下さいね~


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