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CALIFORNIA 12

2009年02月20日 13:54

十二

BOSTONを飛び立った小さな双発機は悪天候の中、大揺れに揺れて1時間弱後無事Portland Maine空港に到着。
荷物が出てくるのを待っている間周りを見回すと、皆迎えの人に迎えられたりしてそれぞれ散って行きます。
気が付くとたった一人。
どうやら荷物を待っているのは僕一人の様です。
その間にもレンタカーカウンター等が閉店してゆき、空港内は静かになって行きます。
15分程待ったでしょうか、やっとBaggage Claimのベルトが動きだし、僕の荷物が寂しく吐き出されてきました。
荷物を受け取った頃には空港は完全にクローズ。
僕以外に誰一人いません。

とりあえず、明日朝一の山行きのバスに乗るために今夜から友人達皆が泊まっているホテルに電話をして、送迎シャトルで迎えに来てもらわなければなりません。

空港内の公衆電話の前に立ちポケットを探ると25セントコインが三枚。
まず一枚目を投入し、宿泊予定地のDays Innに電話をかけます。
カウンターにつながり、とりあえず一人の友人の名前を伝えて部屋に繋いでくれと頼むと、そのような人物での登録の部屋はないとのこと。
次の友人の名前を伝えても同じ結果。
電話が切れそうになったため、もう一枚のコインを投入します。
片っ端から友人の名前を言いましたがどれも同じ結果です。
結局誰も見つからず、通話時間が来てしまい電話を一旦切らざるを得ませんでした。

右手には通話の切れた受話器を、左手には最後のコインを握りしめて。
シカゴで余計な出費さえしなければこんなギャンブルしなくて済んだのに、と考える余裕はその時はありません。

ラストチャンスです。

肚をきめてコインを投入。

カウンタースタッフが出ます。

『誰でも良い、日本人が泊まっている筈だ、その部屋に繋いでくれ』

すると、

『Mr. Kという名前での宿泊者はおりますが、そちらの方ですか?』

『それ!その人!』

やっと繋がった電話に出てくれたのは親友のT君。

『事情は後で説明する!トニカク送迎シャトルを空港に送って!』

と叫んだところで丁度通話時間が終わり、切れました。

もう大丈夫。
T君なら完全に察してくれた筈。

10分程してから送迎シャトルが到着、僕を乗せて夜のPortlandを走ります。

ホテルに着き、部屋に入り、皆の顔を見た瞬間、


泣けてきました

        。
        。
        。
        。
        。

今回、このカリフォルニアの旅についてだいぶ端折り簡略化して書きましたが、ホテルで皆に迎えられた時、皆に説明したくても出来ないくらいの色々な想いや苦労がありました。
ただ、

大変な旅だったんだよ。

としか言えなかったのを覚えてます。
その後この旅についてはT君にだけは思い出せるだけを何時間もかけて聞いてもらったことはありましたが、もうアレから14年が過ぎ記憶が薄れてしまう前にメモ書き程度でも書き残しておこうと思い、このblogに書いてみました。

ただ実際はもっとかなり色々なことがあり、中にはここでは書けない内容の出来事もあり、本当に過酷な旅でした。

17歳でこの旅を経験出来たことはとても良かったと今では思っています。
その後マサキ君は不慮の事故でなくなってしまいましたが、今でも僕の心なかでこの旅の思い出とともに強く残っています。
お世話になった仏君。その他色々な人に助けられて生きているんだなぁと知らしめてくれた旅でもあったと思います。

ただまあ、結局



なんとかなるっしょ





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