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SAMPLER

2009年03月26日 14:59

サンプラー

他の曲や機材、その他あらゆる媒体の音源を取り込み、新しく曲を構築する機材。
それがサンプラー。

サンプリング。
この言葉を聞いた事のある人は多いと思います。
よくダンスミュージック等で、『この曲は誰々の曲のさびの部分をサンプリングして作った~』という触込みで話題を集めたりしてますね。
ソレはソレでサンプリングに違いは無いのですが、、、

サンプリングを使用した曲は結局他人の音楽のパクリでしょ、というイメージを持たれる方は多いと思います。
実際、名曲からメロディーをそのまま使用したり、有名なフレーズを使用したりする事に関しては僕も同意見です。

しかし、それだけでは済まされない程このサンプラーという機材は偉大なのです。
『20世紀最高の音楽機材』と言われる程偉大なのです。

クラシックの世界では今でも17世紀から18世紀に作られたヴァイオリンの名器、ストラディヴァリウスが高値で売買され使用されてますね。
これは言ってみればこのヴァイオリンの名工の技術、芸術性がいまでも必要とされているからに他なりません。
また現代にこの技術を受け継いだ名工が居ない、という事が挙げられると思います。

大まかに言うと、サンプラーとはこの失われた技術を現代に蘇らせることの出来る"楽器"なのです。

60年代から80年代にかけて、音楽の録音技術が大きく発展しました。
これはメカニカリーというだけではなくテクニック的にも大きく飛躍したという意味です。
また当時は演奏家の技術も高く、その表情豊かな演奏を的確に録音するためにあらゆる技術、個性溢れる機材が開発されました。
たとえばマイクセッティングエンジニアリング。
同じ音を録るにしても、どのような空間に、どこに楽器を置くか、何本の、どういった種類のマイクを使うか、そのマイクの位置、向きをどう置くか、どの機材を通すのか、等ありとあらゆる要素を組み合わせて録音していたのです。
これらの技術は音に独自性をもたせ、また時代を切り取ったとも言える音なのです。

現在デジタル機器が主となったスタジオでは当時と全く同じ音というのは録音出来ません。
機材が違うという事もありますが、技術が伝承されていない。
なぜなら、プレーンな状態で録られた音を後からいくらでも手直し出来るから。
今はそれらの作業をするミックスエンジニアリングやマニピュレーターという職種の技術者が重要な時代なのです。

だからこそこれらの、前の時代の音が特別な意味を持ってくるのです。

サンプラーはこういった失われた音を現代に蘇らせるのに最適な機材なのです。
音楽史の貴重な記録とも言える過去の音源からその時代の空気感を現代の音楽にエッセンスとして取り込む事が出来ます。
過去の偉大な、しかしクレジットにも載っていないような、時代に埋もれてしまったような技術者達を表舞台に引き出す事が出来る。
なぜならその音をサンプリングしようと思わせたのは、ネームヴァリューではなく、その音自身のクオリティであるからです。

ストラディヴァリの技術を現代に。

それがサンプラー
やばい機材です。

IMG_0090_convert_20090326145731.jpg






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